◆高い放射性セシウム吸収抑制効果:(福島県農業総合センターによる)
バーミキュライトは優れているイオン交換性能と超吸附性能がもっているため、天然のセシウム吸収材と静電気除去材を新技術新材料として世界に注目されています。日本原研の研究室で調べたところ、福島県でとれたバーミキュライトはセシウムイオン(+)を良くキャッチする。それはバーミキュライトがマイナスイオンに傾いてるためで、セシウムイオンがマグネシウムイオンと交換して水分子と結合するからだ、とのこと。 ここで更に進んで、土壌からバーミキュライトだけを選別すると、セシウムがばっちりくっついたものだけが回収できる。ちなみに汚染土壌を調べたら2万粒の土壌粒子(!)のうち15粒だけがセシウムがくっついていたらしい。ほんのちょっぴりですな。
下記はバーミキュライト施用による玄米中の放射性セシウム吸収低減効果:
1 要旨
塩化カリは水溶性で、速効的に効果が得られることから農作物中の放射性セシウム吸収抑制対策の資材として用いられている。しかし、溶出しやすいことから、次年度の残効が期待しにくく、毎年施用することが求められる。このため、土壌溶液中カリウムイオン濃度を高く保つことのできるバーミキュライトを用い、玄米中放射性セシウム濃度を基準値以下に抑制するための検討を行った。 (1)玄米中放射性セシウム濃度は吸着資材の投入量が多いほど低下した(図1)。
バーミキュライトはゼオライトと比べ高い放射性セシウム吸収抑制効果がみられた。
(2)塩化カリはゼオライト、バーミキュライトおよびケイ酸カリと比べカリウムイオン濃度の減少率が高い
(図2)また、バーミキュライトはゼオライトやケイ酸カリと比べ土壌溶液中のカリウムイオン濃度レベルが高く維持された。
以上のことから、継続的にカリウムイオンを土壌溶液中に供給し、玄米中放射性セシウム濃度を低減させるためにはバーミキュライト1t施用が効果的である。
2 期待される効果
(1) 継続的に土壌溶液中にカリウムイオンを供給し、継続的に玄米中放射性セシウム濃度を低減することができる。(2) 塩化カリの施用量を低減できる。
Ⅱ 具体的データ等  

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